シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
最近、彼女のダイエットサポートを始めたことをキッカケに読んだ本です。
まだまだ若いし食事なんて気にしなくても…と思っていたのですが、長い人生のどこかで、見直さなきゃなと思っていたので。
1.今までの固定概念を覆す、食事法
様々な学説をもとに、自分の体を使って、食材をくまなく研究した作者。ボヤっと理解していた今までの食事理論はものの見事に覆されます。果たして、そこまでするかという議論が他方ありますが、そんなことどうでもいいからとにかく痩せたい!と思う方は、実践する価値はあるかと思います。それと、本当に健康オタクになりたいのであれば、必読書です。
2.影響力大?どうなっちゃうの日本の農業、私達の健康
この本では、特に加工食品の問題点が指摘されているのですが、いわゆる自然食ブームの更なる盛り上がりにも一役買うのではないかと。実際に販売業者の方にお話を聞くと、売れ行きは上向きだそう。
また、仕事の関係で牧場を経営する方と知り合うことができ、いわゆる日本の農業、酪農を取り巻く環境についてお話を伺うことがありました。どうやら、加工食品製造は、資本主義の生んだ産物で、安くて大量生産という極めて合理的なビジネスモデルのもと、私達の健康が犠牲になっているということらしいです。様々な病気の治療薬や治療法が生み出される一方で、種々の病気の発症率は上がっていますから、人間の体は、資本主義のサイクルの中にしっかりと組み込まれていくようですね。
TPPも締結したことですし、日本の農業が規模の経済に組み込まれていくと同時に、健康を高値で買う時代になっていくのでしょうか。